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STUDIOでのLP制作メリットデメリット

2025.6.19
DesignSEO
STUDIOでのLP制作メリットデメリット

STUDIOを使ってLP制作って良いのかな?

今回のLP制作はSTUDIOとwordpressどちらにしよう?

ノーコードツールが続々と登場する今、Webデザイナーの働き方も大きく変わってきていますよね。

その中でも日本製ノーコードツール「STUDIO」は、LP制作にも便利と注目を集めています。

でも実際のところ、プロのWebデザイナーがSTUDIOを使うことにどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか?

Webデザイナーがあえてノーコードツールを選ぶべき理由はあるのでしょうか?

この記事では、実際にSTUDIOを使ってきた経験から、Webデザイナーの視点でSTUDIOのメリット・デメリットを徹底解説します。

LP制作ツールとして本当に使えるのか、率直にお伝えします!

WebデザイナーがSTUDIOを使ってLP制作をするメリット

まずは、WebデザイナーがSTUDIOを使ってLP制作をするメリットを5つお伝えしていきます。

①ノーコードで直感的に制作できる

STUDIOの最大の魅力は、やはり コードを書かずに直感的にWebサイトが作れること。

Webデザイナーである私たちにとって、これはとても大きなメリットですよね。

画面上で要素をドラッグ&ドロップして簡単に配置できるので、Photoshopや Figmaで作成したデザインをそのままWeb上で再現する感覚で制作できます。

特に複雑なコーディングが苦手なデザイナーさんにとっては、アイデアをすぐに形にできる点が素晴らしいですよね。

STUDIOの直感的な操作性

・要素のドラッグ&ドロップで簡単配置
・視覚的なサイズ調整が可能
・プロパティパネルでスタイリングが直感的
・プレビュー機能でリアルタイム確認

例えば、ヘッダー画像を変更したいときも、画像をアップロードして配置するだけ。

CSSのプロパティをいちいち調整する必要がなく、サイズやマージンもビジュアルで直感的に調整できます。

従来のコーディング作業と比べると、作業効率が格段に上がりますし、何より「デザインする楽しさ」に集中できるのが嬉しいポイントです。

②デザインの自由度が高い

「ノーコードツールだとデザインの自由度が低いのでは?」と思われがちですが、STUDIOは 意外と自由度が高いんです。

豊富なコンポーネントやテンプレートが用意されていて、それらを自分好みにカスタマイズできます。フォントの種類や色、サイズ、行間などの調整はもちろん、複雑なアニメーションやインタラクションも設定可能。

STUDIOでカスタマイズできる主な要素

1. フォント設定(種類・サイズ・行間・文字間隔など)
2. カラーコード指定による正確な色表現
3. アニメーション効果(フェードイン・スライドなど)
4. インタラクション(ホバー・クリック時の動作)
5. レイアウト(グリッドシステム活用)

特にLP制作では、商品やサービスごとに雰囲気やデザインを大切にしたいですよね。STUDIOなら、クライアントのブランドイメージに合わせたデザインを細かく調整できます。

③制作スピードとコスト削減

納期が短いプロジェクトや予算が限られているクライアントワークで力を発揮するのがSTUDIO。

従来のコーディング作業と比べて、 制作時間が大幅に短縮できます。

  • LP制作時間:約50〜70%短縮
  • 修正対応:即時反映可能
  • 学習コスト:直感的UI操作で短期習得
  • サーバー費用:月額プランに含まれるためシンプル

特にLPは改修や修正が多いもの。

クライアントからの「ここの文言変更して」「ボタンの色を変えて」といった細かな修正依頼も、コードを触らずにすぐに対応できます。

また、STUDIOは月額プランで利用できるため、クライアントへの見積もりも立てやすいのがポイント。

空いた時間で他の案件に取り組める余裕もできますし、クライアントにとっても費用対効果が高いサービスを提供できるようになります。

④運用・保守が簡単

Webデザイナーにとって、納品後の保守や運用の手軽さも重要なポイント。

STUDIOは更新作業がとにかく簡単です。

従来のWebサイトだと、テキストや画像の更新にHTMLやCSSの知識が必要で、クライアント側で更新するのが難しいケースが多かったですよね。

その点、STUDIOはクライアントに編集権限を渡せば、専門知識がなくても以下のように簡単に更新できます。

  1. クライアントへの権限付与が簡単
  2. テキスト・画像の差し替えが直感的
  3. レスポンシブデザインの自動最適化
  4. 公開・非公開の切り替えがワンクリック
  5. バージョン管理機能で変更履歴を確認可能

また、レスポンシブデザインも自動で最適化されるため、スマホ対応で悩むこともありません。

最近は「スマホファースト」の考え方が主流ですが、STUDIOならデバイスごとの表示切替も簡単にチェックできます。

保守管理の負担が減ることは、Webデザイナーにとって大きな魅力です。

⑤日本語サポート・国産ならではの安心感

海外製のツールと違い、STUDIOは日本製なので 日本語でのサポートが充実 しています。

これは意外と重要なポイント。

  1. 管理画面が完全日本語対応
  2. 日本語マニュアルが充実
  3. チャットサポートが日本語対応
  4. 日本企業特有のニーズを理解
  5. 国内法規制に沿った機能・セキュリティ

特に初めてノーコードツールを使う方にとって、日本語での情報収集やサポートは安心感につながります。

また、日本のWeb事情に合わせた機能やアップデートが期待できるのも大きなメリットです。

「海外製ツールの英語マニュアルを読み解くのに疲れた…」というWebデザイナーさんも多いのではないでしょうか。

STUDIOならそんな言語の壁に悩まされることなく、スムーズに制作に集中できます。

WebデザイナーがSTUDIOを使ってLP制作をするデメリット

続いて、WebデザイナーがSTUDIOを使ってLP制作をするデメリットを5つご紹介します。

①高度なカスタマイズの制限

STUDIOの操作性は素晴らしいものの、高度なカスタマイズを求めると壁にぶつかることも。

  1. JavaScript連携の複雑さ
  2. 独自関数の組み込み難易度
  3. APIとの連携が限定的
  4. 複雑な動的コンテンツの実装が難しい
  5. 細かいパフォーマンスチューニングができない

従来のコーディングであれば、どんな機能でも実装可能でしたが、ノーコードツールである以上、できることには限界があります。

特に複雑なJavaScriptの動きや、特殊なAPIとの連携が必要なケースでは苦戦することも。

高度な機能を求めるクライアントの案件では、この点をしっかり考慮する必要があります。

②デザイン自由度の限界

一般的なLP制作では十分な自由度がありますが、極めて独創的なデザインを求められる場合には物足りなさを感じることも。

  1. グリッドシステムに縛られる部分がある
  2. 一部UIコンポーネントのカスタマイズ性に制限
  3. 特殊なレイアウトが実現しづらい
  4. アニメーション効果のバリエーションに限りがある
  5. 複雑なインタラクションデザインの実装が難しい

例えば、斬新なスクロールエフェクトや複雑なパララックス効果など、ウェブの最先端トレンドを取り入れたいときには、STUDIOだけでは実現が難しいケースがあります。

「もっと自由にデザインしたい!」という欲求が強いWebデザイナーにとっては、もどかしさを感じることもあるでしょう。

③SEO対策の柔軟性不足

LP制作で重要なのがSEO対策。この点でSTUDIOはやや物足りない面があります。

  1. HTML構造のカスタマイズ性に限界
  2. 細かいメタタグ設定の制約
  3. 構造化データの柔軟な実装が難しい
  4. サイトマップ生成の自由度が低い

基本的なSEO設定(タイトルタグ、メタディスクリプション、OGP設定など)は可能ですが、より高度なSEO施策を実施したい場合には機能が足りないと感じることも。

特にECサイトのLPなど、検索エンジンからの流入を重視するプロジェクトでは、この点は大きなデメリットになりかねません。

SEO対策を重視するクライアントには、この制約をあらかじめ伝えておくべきでしょう!

④学習コスト・情報不足

直感的な操作性とはいえ、STUDIOを使いこなすには一定の学習が必要です。

  1. 独自の操作体系を覚える必要がある
  2. 参考情報が他ツールに比べて少ない
  3. トラブルシューティング情報が限定的
  4. コミュニティの規模が小さい
  5. サードパーティの拡張機能が少ない

特にWebデザイナーは従来のコーディング手法に慣れていることが多いため、思うように進まず初期段階でフラストレーションを感じることも。

「こんな単純なことがなぜできないんだ!」と感じる瞬間があるのは、どんなツールでも同じかもしれませんが、STUDIOの場合は他のメジャーなツールに比べて解決策を見つけにくいことが課題です。

⑤プランによる機能制限

STUDIOは無料から使えますが、本格的なLP制作には有料プランが必須。

現在はフリープランを含めて5つのプランがありますが、プランによって機能に差があります。

特に複数のクライアントのLPを手がけるWebデザイナーにとって、プランごとの機能差は案件見積もりや提案時に考慮すべき重要なポイントになります。

「このデザイン、このプランだとできないんですよね…」と後から気づくことがないよう、事前にプラン内容をしっかり確認しておくことが大切です。

思わぬ追加コストが発生するリスクを避けるためにも、プランについては熟知しておきましょう!

STUDIO以外のLP制作方法と違い

STUDIOの特徴をより理解するために、他のLP制作方法と比較してみましょう。

コーディングベースの制作との違い

従来のHTMLとCSSを使ったコーディングとSTUDIOを比較すると、明確な違いがあります。

コーディング VS STUDIOの比較

項目コーディングSTUDIO
自由度無限大やや制限あり
制作スピード遅い速い
学習難易度高い中〜低
運用コスト別途サーバー必要月額費用に含む
修正対応コード編集が必要視覚的に簡単

コーディングの最大のメリットは自由度の高さですが、その分スキルと時間が必要。

STUDIOは自由度をある程度犠牲にする代わりに、制作スピードと手軽さを獲得しています。

複雑なオリジナル機能が必要なLP制作ではコーディングの方が適していますが、短納期のシンプルなLPならSTUDIOの方が効率的でしょう。

WordPressとの違い

多くのWebデザイナーがLP制作でWordPressを活用していますが、STUDIOとは大きく異なります。

WordPressとSTUDIOの比較

項目WordPressSTUDIO
特性汎用CMSとしての幅広い機能LP制作に特化したシンプルさ
機能拡張性プラグインで高機能化可能基本機能のみ、拡張性に制限あり
学習コスト中〜高
制作開始速度サーバー準備や初期設定が必要アカウント作成後すぐに開始可能
自由度プラグイン・CSSで高い自由度一定の制約あり
運用コストサーバー代+ドメイン代+保守費用月額料金のみでシンプル
更新・管理記事管理に強い単発ページ管理に適している
セキュリティ自己管理が必要クラウド管理で安心
SEO対策プラグイン活用で高度な対応可能基本的な設定のみで柔軟性に欠ける

WordPressの場合、テーマやプラグインの選定・設定、サーバー環境の準備など、事前準備に時間がかかります。

一方STUDIOは、アカウント作成後すぐに制作を始められるのが強み。

「サイト全体の管理や記事更新が必要なら WordPress、単発のLP制作なら STUDIO」というすみ分けが効果的かもしれません。

他のノーコードツールとの違い

その他、国内外を問わず様々なノーコードツールが登場しています。

主なノーコードツールとの比較

1. Wix:テンプレートが豊富で初心者にも使いやすいものの、自由度がSTUDIOに比べてやや制限的。日本語対応していますが、海外製のため日本市場特有のニーズへの対応が遅れることも。
2. ペライチ:日本製ツールで名前の通り「ペライチ」のLP作成に特化。非常にシンプルで直感的な操作が可能ですが、デザインの自由度はSTUDIOよりもさらに制限的。初心者向けの簡易性と低価格なところが魅力です。
3. Jimdo:低コストで手軽にサイト構築ができるツールですが、プロのWebデザイナーが求めるデザイン自由度ではSTUDIOに劣ります。テンプレートベースのアプローチでカスタマイズ性に限界がありますが、非常に簡単に使えるのが特徴。
4. Webflow:プロ向けの高機能ノーコードツールで、細かいインタラクションやアニメーションなどSTUDIOよりも高度な表現が可能。その分、学習コストが高く、日本語サポートも弱いという弱点も。コーディング知識がある人には向いているツールです。

STUDIOは特に日本語サポートとデザイナーフレンドリーなUIが、日本人Webデザイナーにとっての大きなメリットです。

Webflowほど高度ではありませんが、ペライチやJimdoより自由度が高く、バランスの取れたツールとしての位置づけです。

特にデザイン重視のLP制作においては、コストパフォーマンスと使いやすさのバランスが取れていておすすめです!

まとめ:STUDIOはこんなWebデザイナーにオススメ

STUDIOをLP制作に活用するメリット・デメリットを見てきた結果、こんなWebデザイナーさんにオススメと言えます。

  • 短納期のLP制作が多い方
  • コーディングに苦手意識がある方
  • クライアントに修正を任せたい方
  • 新しいツールに抵抗がない方
  • デザイン重視のシンプルなLP制作が中心の方

反対に、
こだわりの強いカスタマイズやオリジナル機能が必須のLPを手がけることが多い方は、
従来のコーディング手法の方が合っているかもしれません。

結局のところ、STUDIOが良いか悪いかは、あなたのワークスタイルや案件の性質によって大きく異なります。

まずは無料プランで試してみて、自分の仕事にマッチするかどうか体験してみるのがおすすめです。

新しいツールを取り入れることで、Webデザイナーとしての可能性が広がることを期待しています!

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